柚子胡椒粉末、その名もドライ柚子胡椒新発売

柚子胡椒屋が、粉末タイプドライ柚子胡椒を新発売しました。3年の月日のかけて発売に至りました商品のご紹介です。

口コミコメントやお客様の声に応える形で開発開始

こちら本場である福岡や大分などでは、練っている柚子胡椒（当店では生柚子胡椒と呼びます）が歴史と共に受け継がれており、柚子胡椒と言えば当然練っているものが柚子胡椒です。粉になっているものは邪道であると店主の私は思っていました。私が思うだけでなく催事などでお話しするお客様もそう感じている方が少なくなかったからです。

しかし、柚子胡椒粉末を作ってくれないかという声は徐々に頂くようになってきました。色んなメーカーが色んな柚子胡椒製品を販売していく事で知名度が上がり、幅が広がってきたのだと思っています。それはとてもいいことです。私たちも過去の慣習に捕らわれず、実際に頂いている声に耳を傾け取り組むべきだと考えました。

開発は前途多難、3年の月日をかけ実現

皆さまの思う豊かな香りがある柚子の香りは、香りが飛びやすく、柚子には苦みがあり、香料として香水のように使われる柚子のイメージとはかけ離れた現実があります。（柚子を丸ごとかじってもらえればよくわかります）

香りを引き出し、苦みは抑え、料理に使いやすいドライにする研究開発は3年に及び、柚子胡椒専門店がご紹介出来る柚子胡椒粉末がようやく出来るようになりました。

柚子胡椒粉末の特徴

生柚子胡椒では唯一叶わないドライ柚子胡椒のいい点が２つあります。

①保管の楽さ、保存の楽さ、使い勝手などの手軽さ

当店の生柚子胡椒は超減塩である事から保冷が必要です。当店の柚子胡椒に限らず、柚子胡椒をお持ちの方で、冷蔵庫や冷凍庫に眠ったまま使う機会を失い、賞味期限が切れてしまっていた事はありませんか？このドライ柚子胡椒は卓上に置いておけば1年持ちます。置きっぱなしで使いたい時にすぐ手が届き、パパっと振りかけて置いておけば便利に使いやすい点が、保冷が必要な生柚子胡椒に勝る点です。

②無塩で商品開発

市販の柚子胡椒や道の駅の柚子胡椒など、店頭に並ぶ柚子胡椒は流通の品質管理の観点から最大で25％ほどの塩分が使われている事もあります。平均して20％ほどではないかと思います。当店の生柚子胡椒は半分以下の塩分量ですが、更に減塩を目指すため無塩を実現しました。1日に必要な塩分量は成人の場合1gほどで良いそうです。1gであれば魚や海藻に含まれる塩分で十分補えます。ドライ柚子胡椒は塩分ゼロにして、どうしても塩味を加えたい場合は料理に直接振りかければ良いのです。

レシピのおすすめはお出汁に振りかける

温かいうどんやおでん、お鍋などお出汁やスープに振りかけると、香りが引き立ちとても相性がいいのでおすすめです。